うちってブラックだよなー、辞めるまでではないけど。
ブラック企業といっても法的にアウトな会社もあれば、法律はきちんと守っているもののブラック寄りの企業もあります。
ブラック寄りの企業なら意外とそこまで辛さを感じず、ある程度の期間を務めてしまうこともあると思います。
ですが結論からお伝えすると、ブラック企業、ブラック寄りの企業は今すぐやめるべきだと思います。
以前、ブラック寄りの企業に勤めていた私がブラック企業を勤め続けるリスクをお伝えします。
前職の経験からお伝えしますので出来る限り愚痴にならないようにお伝えしたいと思います。
なおこの記事のブラック企業とは「ブラック企業とブラック寄りの企業」両方を指しています。
ブラック企業に長く勤めるリスク
ブラック企業に長く勤めていると自分では気づかないうちに様々な影響があります。
ブラック企業の価値観が身に付いてしまう
なんといっても一番のリスクはこれだと思います。
ブラック企業にいるとブラック企業の価値観で過ごすことになります。
同僚や上司普段周りにいる人たちはみんな同じ価値観で過ごしているので、この環境が特別ではなく当たり前だと思ってしまいます。
毎日残業するのが自分も周りも当たり前の環境だとしたら、残業することで自分が仕事を頑張っているように感じてしまいます。
転職しようと考え、面接を受けたとしてもその価値観はついてきます。
私自身、何社が面接を受けましたが仕事内容や職場環境をイメージしやすかったのは、同じように残業が多くある企業でした。
これには私自身本当に驚きと言うか、ショックを受けました。
なんなら少しその企業に対して親近感を感じました。
まさに「類は友を呼ぶ」とはこのことでした。
日常ではそのリスクは感じづらいですか、日に日にブラック企業の価値観は身についています。
特に転職する場面では自分の価値観に驚かされることもあります。
転職の面接で努力を理解されづらい
ブラック企業には独特の社内のパワーバランスがあったりします。
何かひとつ提案を通すとしても上司から更に上の上司にご機嫌を伺って話を通してもらい、 よくわからないルールに則って文章を作ったりします。
それ本当に必要ない!っていう業務でもわりと習慣としてあったりしますよね。
また私の転職時の面接の話ですか、その社内調整に対してとても苦心して話をしてただわざわざそんなことをする必要があるのか、そもそも前提を理解されなかったりします。
「自分自身の提案を通した」ことなのですが、そこに至るまでの過程で、上司の機嫌を伺いタイミングを見て話しかけ完璧な文章を用意し、さらに上の上司に提案書を渡してもらうよう依頼したとします。そしてその返答も数週間待ち。
とても過程が長く苦労した業務あっても、客観的に話すと「業務量としては少ないよね」とみなされてしまいました。
努力が報われづらい
ブラック企業というよりかは、 私の体験談で上司のパワハラの話をお伝えします。
以前の私の上司は 他部署やその上の上司に対してはとても人当たりが良く明るい人でしたが、部下に対しては叱ることで部下の評価を落として自分の地位を上げるような人でした。
周りの評判が良い上司のため、私に対して、みんなの前で怒ることで「仕事ができない人」と周りに思わせていました。
私が出した提案を自分の案としてさらに上の上司に口頭で話していたりよくされてました。
そしてその案が通った時は自分の手柄のように振る舞っているような人でした。
私は、そのさらに上の上司にも周りに対しても助けを求めており、周囲も薄々は気づいています。ですが実際に行動する人はいませんでした。
相談窓口もありましたが、実際は機能していませんでした。
ただこれは私に対してだけ起こったことではなく、他部署でも何度か見るパワハラでした。
そのような職場では「自分が首を突っ込むだけ損」という価値観が根付いています。
そこではどうあがいてもどれだけいいことを言ってもどれだけ良い案を出したとしてもそれが評価されたることはありません。
誰かが助けてくれる可能性もありますが、他人に頼るよりもまずは自分がどうしたいのか考え、自分で逃げるのが早くて確実だと思います。
ブラック企業に長く勤めるリスクから逃げる!いい人でいなくていい
ブラック企業に勤めている、もしくはパワハラを受けているのでしたらいい人でいる必要は全くありません。
自分の価値観を信じる
ブラック企業やパワハラの上司と近くにいると「自分の価値観がおかしいのかな」と不安になることがあります。
ですが不安になることは全くありません。
自分がパワハラをうけ、毎日残業をして、よく分からない会社のパワーバランスに左右され、それに違和感を感じた。その違和感こそが自分の価値観です。
ブラック企業が一概に悪いとは言いません。
ブラック企業に勤めていると残業が多い仕事が多いことから「仕事をとても頑張っている自分」でいることができます。
それはやりがいにも時には生きがいとなります。
ただその企業に集まって来る人たちは「仕事をとても頑張っている自分、すごいでしょ」と忙しさにマウントをとってくる人たちも多くいます。
あの人に負けたくないからもっともっと仕事を頑張るし、残業をする。
そのマウント合戦に付き合いきれないならその人たちの価値観を信じずに自分の価値観を信じましょう。
退職代行を使う
退職を決めたのなら早いことに越したことはありません。
会社の規定にもよりますが仕事の引き継ぎを含めれば、退職の一か月前に会社に伝えれば大丈夫です。
法的には2週間前でも大丈夫です。
ただどうしても言いづらい伝えづらいやんわりと退職を先延ばしされてしまう。
そんな時は退職代行というサービスを使うのも手です。
退職代行サービスは自分に変わって会社に連絡し退職の手続きを進めてくれます。
もしどうしても自分で言うのが辛い時は使って見るのをおすすめします。
短期離職は理解されづらい?
確かに短期離職は忍耐力がないと言われることがあります。
面接の場面ではどうしても指摘されてしまう部分です。もうそれはしょうがないことです。
それよりも辛い環境からズルズルと逃げられなくなる方が危険です。
もし面接ので短期離職のことを聞かれた時は、会社の価値観に合わなかったこと短期離職する会社に勤めてしまったことを反省してることを正直に伝えましょう。
ブラック企業に長く務めるリスクあり、価値観が変わる前に離れよう
ブラック企業に努めていると知らず知らずのうちにその価値観が当たり前と思ってしまいます。
そこで忍耐力をつける仕事をもっと頑張るというのも一つの選択肢ではあります。
仕事すっごく頑張ってる!という気持ちは活力でもあります。
ですが、少しでも辛さを感じているのでしたら、 どこかで心の糸がプツンと切れる前にすぐやめて転職するべきです。
また今そんなに辛さを感じてなくても自分の環境がブラック企業かもと思った時点で、その環境の価値観に染まる前にやはり早めに転職を考えることをおすすめします。
私は以前、ブラック寄りの企業で我慢の限界まで勤めていました。
最初しばらくは辛さを感じずに、仕事を思いっきりできることにやりがいを感じいました。
退職はスムーズに出来たものの、頑張りすぎてた虚無感や成果が出なかったことの悔しさもう引きずり、その後数ヶ月は何もやる気が起きずネガティブな感情を引きずっていました。
コロナウイルスの影響で転職活動がしづらい状況と言われていますが、少しずつ活動再開してる企業も出てきています。
私にみたいな体験をする前にブラック企業かもなと違和感を感じてる方は、行動してほしいと思います。
あなたにとって快適な環境で勤められてることを願っています。
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