- 面接担当のタイプ別に攻略法を知りたい
- タイプごとの対応方法と効果的な伝え方を知りたい
書類選考が通過していよいよ面接。
面接担当の方にも様々なタイプがあることに気づきます。
ある面接ではいいリアクションがもらえたのに、もう一方の面接では反応が薄かった。ということもよく起こります。
この記事では面接を受けた経験と、一採用担当としての両方の経験から面接担当のタイプ別に傾向と攻略法・対策法をお伝えします。
面接を受けるとき、自分をどのように歌えたら効果的か迷ったときにご活用ください。
☑この記事の信頼性
私の経験に基づき、見えてきた5つのタイプをご紹介します。
面接担当のタイプはさまざま!
タイプのお話をする前に、ひとことで「面接担当」といっても様々な人がいます。
立場も年齢も様々です。
面接担当の様々な立場の例
- 人事部の一担当
- 現場の一担当
- 現場のリーダー
- 部長クラス
- 役員・社長クラス
面接経験が豊富な人もいる一方、経験の浅い人もいます。
経験が浅い人の例
- 中途採用で最近入社した未経験の人事担当
- 自部署で採用をすることになり一次面接を任されることになった未経験者
面接を受けるほうも緊張しますが、経験が浅い場合、面接担当も緊張していることもあります。昔の私です。
今回は傾向として5つのタイプに分けていますが、複数のタイプを持っている場合や、経験豊富な人の場合は、タイプが見分けづらい場合もあります。
面接担当タイプ別の傾向と攻略法
面接担当はこの5つのタイプです。
では順番に、タイプ別の傾向、見分け方、対策を説明します。
既定路線タイプ
【傾向】
質問が事務的で経験が浅い人に多いのがこのタイプです。
担当自身も緊張で上がってしまうこともあります。
面接も短い傾向があります。
第一印象で表面的に判断されがちです。
【見分け方】
こちらの回答に対しての反応が薄い傾向があります。
忘れないようによくメモをとっていることが多いです。
回答に対するリアクションや会話が苦手な人が多いです。
【対応方法】
表面的な印象で判断されてしまうことが多いタイプです。
質問に対する回答は簡潔にゆっくり話すこと。
イレギュラーな対応が苦手なので、ストレートな内容を話すことをおすすめします。
私も初めての面接はこのタイプの傾向が強く、緊張でよく噛みました。
誘導タイプ
【傾向】
回答を誘導してくるタイプです。
型に当てはめて内容を解釈されてしまいます。
こちらの意図が伝わらず一番やっかいです。
面接は短い傾向があります。
第一印象で判断されがちです。
【見分け方】
回答した後に「つまり~ですね」と話をまとめがちな人が多いです。
まとめた内容もニュアンスがずれていることもあります。
面接経験が浅い人にも多いです。
【対応方法】
相手は聞きたい内容が明確な場合が多いので、事前に「求める人物像」が分かる場合は、求める人物像どおりのエピソードをはっきりと簡潔に伝えましょう。
伝えた回答と相手の解釈があまりにもずれている場合は、しっかりと訂正をしましょう。
経験が浅い、もしくは自己顕示欲が高い人に多いです。
面接担当に「仕事のやりがい」などのエピソードを聞いてみると印象アップには効果的です。
表面的に表情や話し方など相手が判断しやすい部分に注意して面接に臨みましょう。
熱血タイプ
【傾向】
体育会系の会社に多いパターンです。
運動部の練習や大会の話を好む傾向があります。
面接担当が先輩・上司とした場合、あなたを後輩として見ているため、自分に気を遣えるか、礼儀正しいか、ストレス耐性を特に見てくる。
【見分け方】
声が大きく体格がしっかりしている人が多いです。
課題に対してどれだけ「努力」したかを重点的に聞いてきます。
学生時代の部活の話を聞く人も多い傾向があります。
【対応方法】
とにかく元気よく、礼儀正しく。
努力して得た成功体験のエピソードを熱意をもって伝えること。
体育会系とは若干異なりますが、社長・役員クラスの面接も自分の経験を重ね努力したかを重視するタイプが多いです。
合理的冷静タイプ
【傾向】
いわゆる「できる人」に多いタイプです。
簡潔、分かりやすさ、合理性を求める傾向があります。
感情よりもデータをもとに判断しがちです。
【見分け方】
論理にほころびがあるところに突っ込む。
質問も論理的に話します。
声の抑揚が少ない傾向があります。
【対応方法】
理路整然とした対応を求められるため、感情論より結果過程を理論的に話すとよいでしょう。
回答はより的確に伝えること必要があります。
起承転結といった構成や具体的な数字を盛り込みながら話すと理解されやすいです。
努力や根性論よりも論理的な思考・結果を求められます。
観察タイプ
【傾向】
相手の表情や、仕事での行動、行動に至った過程をよく観察します。
回答に対しての深堀りした質問も多いです。
面接は長くなりがちです。
【見分け方】
よく目を見て話します。
優しく話しやすい雰囲気を持っています。
面接担当も相手から観察されていることも知っているから、自分も相手に不快を与えないように、真摯に対応する人が多い傾向があります。
【対応方法】
面接担当は素のあなたを見たいので、変に構えず素直に話すほうが良いです。
逆に暗記したような、どこにでも言えるオーソドックスな内容は好まれないので避けましょう。
優しく寛大だが、内面では公平にシビアな判断をしているので、一挙一動気を抜かないようにしましょう。
このタイプは面接時間は長くなりますが、本来の自分を見てもらえるので納得感があります。
私自身もこのタイプを常に目指しています。
面接担当のタイプ別攻略法まとめ
タイプによって重要視するポイントが異なってきます。
タイプ別攻略法
タイプによって同じエピソードでも切り口を変えることで効果的に伝わります。
例えば、求める人物像「主体性のある人」だった場合、それぞれ下記の点を重要視して伝えるとよいでしょう。
ただもちろん、あくまで傾向的なタイプになります。
観察タイプ7割、熱血タイプ3割というように複数のタイプを併せ持った人も多くいます。
的確に伝えるための面接準備
既定路線タイプ・誘導タイプはその人の経験不足や偏った考えからくることが多いです。
面接当日は「分かりやすく簡潔に」伝えることを心掛けましょう。
一方、熱血タイプ・合理的冷静タイプ・観察タイプがそれぞれ重要視していることは実は社会人としてどれも大事な要素です。
面接準備としては、自分の今までの経験から以下3つを整理しておきます。
- 努力と熱意をもって行動したこと
- 合理的に道筋を立てて行動したこと
- 結果に至るまでに感じたことと考えたこと、その過程
それぞれ整理しておき、当日の面接担当のタイプに合わせて話すとよいでしょう。
面接担当のタイプから会社の雰囲気すべてを判断しない
注意したいのが、面接担当のタイプが合わなかったからとすぐに辞退してしまうことです。
もし面接担当と合わなかったとしても、そこで結論付けてしまうのはもったいないと思います。
面接担当のタイプは会社の雰囲気と必ずしもイコールではありません。
面接担当のタイプは参考値の一つとして捉えておくのが良いでしょう。
個人的には5、6割程度参考になると思います。
なぜなら面接経験が浅く慣れていない人との面接だったら、普段通りの自分を出せないし、会社のことを多くは理解していないかもしれないのです。
一次面接なら次の選考を受けてから決めても良いと思います。
とは言っても、あきらかに不快な面接、あわないと感じたなら辞退しましょう。
まとめ:面接担当のタイプ別攻略法を知って的確に伝えよう
面接はコミュニケーションの場です。
相手から一方的に判断される場でも、自分の良さをアピールするためだけの場でもありません。相手のタイプを見極めることは、より良くコミュニケーションをとるうえで大切なことです。
相手を変えることはできませんが、自分の伝え方は変えることはできます。
タイプに合わせて、柔軟に対応できるとよいですね。
読んでくださった方の面接が良いものになるよう願っております!
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