転職では離職期間(ブランク)ができることがありますよね。
そうなると面接では必ずその期間について聞かれることになります。
- 離職期間を面接でどう伝えていいか分からない
このような方に向けて、
- 採用担当が気にするポイント
- 採用担当が面接で聞きたいこと
- 面接の対策
をお伝えします。
結論をお伝えすると、下記になります。
・採用担当が気にするポイント
仕事に対しての意欲があるか
仕事の能力があるのか
無計画で行動する人なのか
・採用担当は面接で「離職期間中のその人の考え方と行動」を聞きたい
・面接対策
理由を整理して前向きに伝える
では詳しくお伝えしていきます。
☑この記事の信頼性
面接官の経験がある私が、経験と思っていることをお伝えします。
離職期間はいつまでなら大丈夫か
一般的に、応募から入社まで転職には2~3か月かかるといわれています。
ですので、2~3か月くらいでしたら企業もそこまで気にしません。
6か月以上空くと「働く意欲はあるのか」「何か理由があるのか」と心配が出てきてしまいます。
もちろん企業や業界・雇用形態などによってブランクを気にする程度は異なってきます。
ですがどの程度の離職期間でも、採用側は下記が気になります。
- なぜ期間が開いたのか
- その期間はどう過ごしていたのか
どの程度の離職期間であっても、面接では理由を伝えられるようになっている必要があります。
面接担当が気にするポイント
離職期間があることで面接担当が気にすることは3つのポイントです。
- 仕事に対しての意欲があるか
- 能力があるのか
- 無計画で行動する人なのか
仕事に対しての意欲があるか
離職期間が長くなればなるほど、仕事に意欲を持っているかを気にします。
入社後も前向きに仕事に取り組んでくれるか、早期離職するのではと心配だからです。
もしやる気を持っていない人が入社したらそれは周りの同僚にもうつって、雰囲気が暗くなり、生産性が上がらなくなってしまいます。
たった一人の雰囲気も周りに与える影響は大きかったりします。
そのため採用担当は意欲のある人を見極めようとします。
仕事の能力はあるのか
離職期間が長い人は、仕事の能力があるのかを気にされます。
「離職期間が長いのはほかの企業から能力がない人と見られて、面接に落ち続けているのでは」
そんな疑問を持たれてしまいます。
計画性がない人なのか
転職活動は2~3か月かかるのが一般的ですが、離職期間が長くなるほど計画性をもって行動しているかを気にされます。
「無計画で前職を退職したばかりに、転職活動に時間がかかりすぎているのでは」
と思われてしまいます。
採用担当が面接で知りたいことは、離職期間中のその人の考え方と行動
採用担当が面接で知りたいことは、離職期間を「どう考えどのように過ごしてきたか」です。
たとえば、
「資格取得のために勉強していました」
という回答があったとします。
勉強自体はとても良いことですが、これだけではあなたの考えは伝わりません。
「離職期間3か月と決めて勉強する期間にしました。エンジニアの仕事に就くために、テキストを購入し独学で勉強に集中していました。今度、〇〇の試験を受ける予定です。」
というように、どう考えてどのように行動していたかを具体的に伝えるとより採用担当に理解されやすくなります。
離職期間の面接対策
面接では離職期間のことを必ず聞かれます。
その時にきちんと伝えられるように準備しておきましょう。
自分の理由を整理する
採用担当が面接で知りたいことは、離職期間中のその人の考え方と行動です。
考え方と行動は一人ひとり違うものなので、自分の理由を自分で探す必要があります。
テンプレートな回答は面接官にすぐばれちゃいます。
ネガティブな言い方に注意!
離職期間がある理由は前向きなものばかりではありません。
それを正直に伝えて、ネガティブに取られて暗い印象になってしまうのはもったいないです。
言い方で印象は変わります。
例1:ただ何となく
そのまま伝えると計画性がない、仕事をする意欲がないと思われてしまいます。
「自分の適性を考えていた」「セミナーに参加して勉強した」など何か行動したことがあれば伝えましょう。
例2:精神的なストレスで休んでた
ストレスや激務で前職を退職して休んでいた場合は、休養を十分に取り今は元気なことと、前向きに働く意欲があることをきちんと伝えましょう。
もし前職の職場環境を伝えるときは、愚痴・不満は決して言わないでおきましょう。
どれほど辛い経験だったとしても、相手は初対面の面接担当です。
短い面接時間ですべてを伝えられるはずもありません。
会社や前職の上司・同僚への愚痴・不満は、言っても印象が悪くなるだけです。
起きたことと、自分がどう感じたかを客観的に冷静に伝えましょう。
面接官は辛い経験に共感はできても、短い時間ではどちらに非があるかまでは判断材料もなく分かりません。
前向きな姿勢で伝える
離職期間があるからといって、不安になったり自信をなくす必要は全くありません。
どんな離職期間を過ごしたとしても過去のことです。過去は変えられません。
小さな声で自信なさそうに話していては、採用担当もいい印象を持ちません。
なので、もし言いづらい理由だったら淡々と伝えてしまいましょう。
逆に、資格取得などの前向きな理由だったら堂々と伝えましょう。
そして仕事への意欲やこれからのことは明るく前向きに話しましょう。
もちろん嘘はダメ!
当たり前ですが、嘘は言わないでおきましょう。
たとえば、「○○の資格を取得した」など取得していないのに言って入社しても、いつどこでばれるか分かりません。
いいことありませんので嘘は言わないでおきましょう。
万が一、嘘がばれたときに印象が悪くなりますし、信用も失ってしまいます。
まとめ:離職期間中の考え方と行動を前向きに伝えよう
この記事のまとめです。
・採用担当が気にするポイント
仕事に対しての意欲があるか
仕事の能力があるのか
無計画で行動する人なのか
・採用担当は面接で「離職期間中のその人の考え方と行動」を聞きたい
・面接対策
理由を整理して前向きに伝える
離職期間ができる理由は人それぞれです。
退職後に次の会社がすぐに決まらず離職期間ができてしまった人や、致し方なかった人、気づいたら数か月空いてしまった人など様々です。
どのような状況・離職期間があったとしても、自分自身の理由を見つけて
前向きに過ごしたことと仕事の意欲を伝えていきましょう。
もし自分の離職期間の理由がこれでいいか心配なら転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントに登録すれば、離職期間の理由をチェックしてくれます。
ほかにも、履歴書・職務経歴書のチェックや求人の紹介など様々なサポートを受けることができます。
転職活動は一人で行うものですが、分からないこを相談できるのは心強いですよね。
この記事を読んだ方のお役に立てれば幸いです。
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