転職と一人暮らしの準備は同時にできます。
ただ同時に行うのはリスクもあり、手放しでおすすめできる方法ではありません。
リスクも想定したうえで行う必要があります。
本記事では私の体験談を交えながら転職と一人暮らしを同時に準備を行う注意点と、同時にして良かった点をお伝えいたします。
転職を機に一人暮らしした状況
新卒で入社した会社に勤めて数年目、お金にも住む所にも困らない、ぬくぬくした生活をしてました。
でも年々このままでいいのかな気持ちが大きくなり「何もかも変えたい!」という漠然とした焦りがありました。
半ば衝動的ではありましたが、転職と一人暮らしを同時にすることにしました。
転職を気に一人暮らしするため同時進行
ある程度住みたいエリアは決まっていたので、そのエリアから通える範囲で転職活動をしていました。
一人暮らしをする場所は実家からもなんとか通える範囲だったので、当時は実家から何度も往復して探していました。
1か月半の流れとしては、前半の3週間で転職活動を集中して行い、後半の3週間で転職活動と物件探しを同時に行っていきました。
物件探しは、転職活動の面接は終わってスーツのまま物件を見に行くということもありました。
物件探しの時、不動産屋さんには、「転職活動中です。転職先から内定予定です。」とお伝えしてました。住みたい物件が決まり入居に必要な書類を準備する際も内定先から採用通知書を提出する必要があるとのことでした。
そして無事転職先で内定を頂いたから、勇気を進める書類として採用通知書を不動産屋さんにお渡ししました。
この一か月半同時に行うことは、それまでぬくぬくした環境で育った私にとっては辛くもありましたが、週末に一人暮らしの部屋に入居して、その翌週から転職先で働き始めることができました。
転職を機に一人暮らしする準備の注意点
転職と一人暮らしを短期間で同時に準備するために5つの注意点があります。
転職先と物件のエリアをあらかじめ決めておく
短い期間で転職先と物件を決めていくので、住みたいエリアはあらかじめ決めておくことをおすすめします。
実際住みたいエリアは足を運んで歩いてみたり、ネットでも家賃の相場や物件情報もたくさん出てくるので参考として調べておくといいと思います。
そして自分の中で家賃の相場やエリアのイメージをつけたところで、不動産屋さんに行って希望の物件の条件をお伝えします。
恐らくネットよりも不動産屋さんが持ってる情報が一番新鮮なので、実際の物件の空き情報などは直接聞く方がいいと思います。
実際にネットでは満室だった物件も、不動産屋さんに聞いたら「ついさっき空きが出たよ」と教えてくれました。
同時に行うためにはある程度の貯金が必要
転職と一人暮らしは同時にできます。
ただ私の場合は実家暮らしである程度貯金があったからこそチャレンジできたと思っています。
一人暮らしを始める時はやはりまとまったお金が必要になってきます。 そして転職活動中で収入がない状態だとそれだけで不安が大きくなってしまいます。
もし時間に余裕があるのであれば、 一人暮らし用の費用と一人暮らしでの2~3ヶ月分の生活費を用意してから行うことをおすすめします。
実家にいる時のような貯金と贅沢はできない
これは転職と同時でなくても、一人暮らしの注意点かもしれません。
1人暮らしは、実家暮らしの時以上に費用がかかってきます。
引っ越し費用(今回私は全てで25万円ほど)
家具家電の用意(10万円ほど)
実家にいる時と同じ金銭感覚でいることはできません。
そのような環境だから節約することと、お金を使うメリハリが身についたと思っています。
転職活動では応募数を増やす
今回は期限が決まっている前提でお伝えしておりますので転職活動も早めに終わらせる必要があります。
転職活動を早く終わらせるためには応募数を増やして複数の選考を同時進行していく必要があります。
書類選考の通過率は平均して30%~50%ほどとも言われています。
少しでも気になる企業があれば、どんどん応募していきましょう。
もし1社で不合格だったとしても、次があると思えることで不安が少なくなります。
そして可能であれば在職中に転職活動を行いましょう。
在職中は選考まではいかなくても、情報収集として転職サイトに登録すること、転職エージェントに登録することはやっておいて損はないと思います。
登録・相談すべて無料なので、私はエージェント・サイトそれぞれ3~4社ずつ登録してました。
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期限を決める
転職と一人暮らしを同時に行うとき、「何月までに決める」と明確な期限を設けたほうがよいです。
期限を決めないと私の場合、叶わなくても生活できてしまうため焦りというか本気になれなかったと思います。
もし期限までに達成できなくても、期限までに実家から出て一人暮らしをするつもりでした。
毎日「何月何日までに転職先が決まり一人暮らししている」ことを想像して、少しでも不安なことを考えそうになったら、応募先を探したりネットで物件情報をみるなど手を動かして不安ではなく一歩でも進むことを考えるように意識してました。
転職を機に一人暮らしをしてよかったこと
よかったことは、短期間で今までの状況を変えられることと、なんでも自由に決められることです。
今までのライフスタイルを一度リセットして短期間で新たに作り上げていくことは、忙しく大変だった反面、良い経験となりました。
単純に一人暮らしをして部屋の雰囲気も家具も自分の生活リズムも全て自分で決められるのは楽しかったです。
そして今まで実家でぬくぬくした環境で育った私にとっては、短期間で目標を達成できたことに達成感と自信を持ちました。
まとめ:転職を機に一人暮らしは大変だけどできる
転職と一人暮らしを同時に準備することは大変ではありますが、今までのライフスタイルから新しいものを作っていくことができます。
ただ転職と一人暮らしの準備を同時にするということは決して誰にでもオススメする方法ではありません。
可能であれば転職先が決まってから物件を決めた方が、リスクも少なくお金が減っていく不安もありません。
転職と一人暮らしを同時にするにはある程度の貯金があること、同時に行なっていくことに強い意志を持っていること(リスクも受け入れられること)が必要だと思います。
今回の私の体験談は、もしかこの私のように「何もかも変えたい!」という気持ちをお持ちの方に、一つの体験談の共有としてお伝えができればと思い書きました。
もちろん転職と一人暮らしを同時に行わなくても、どちらかだけ行ってみるというのも案外できるものです。最初は不安が大きかったとしても楽しさもでてきますよ。
この記事を読んでくださった方にとって、 納得して一歩踏み出せることを願っています。
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